bochibochitaimのブログ

星空のような日常のひとコマを。

胃カメラ検査をしてきました。

忘れもしない、11月3日の夜、体調を崩して入院。翌日に退院したものの、埼玉アリーナで行われた羽生結弦さんのリプレイの公演は諦められなかったが、無理をして観ても羽生さんにも申し訳ない思いでいっぱいとなり、残念だったが観ないかなかった。今でも後悔の残る日となった。

その後も、疲れなのか気候の変動なのか体調がすぐれず、近隣のお医者さんに胃カメラを薦められた。

『毎年、健康診断でバリューム検査をしています。』と伝えると、『バリュームで胃の表面は見れないでしょう?』確かに。胃カメラをしたくない私の心を見透かされたようだった。

実は、若い頃に口からの胃カメラを受け、あまりの苦痛にカメラを検査中に引き抜いてしまい、怒られて看護師さんに抑えられ、部屋の鍵を閉められ、無理やり受けたトラウマが今でも頭を離れない。f:id:bochibochitaim:20231210230104j:image

数年前、その教訓を活かして口からではなく、鼻からトライ。しかし、怖すぎて先生が『画面を見てごらん。』と言ってくれたもののチラ見で終了。そして、今回で3回目の胃カメラとなった。

相変わらずの恐怖で、数日前から『怖い』が頭から離れなかった。

しかし、その日は来てしまった。クリニックに着き、血圧を測って待つのだが、あまりの緊張なのか上が150。

深呼吸して3回目でやっと、131。やれやれと座っていると、受付から会話が聞こえる。『あのー、〇〇先生にお願いしたいのですが。』えーっ、先生、指名できるの?(私の心の声)『〇〇先生は混んでおりまして、かなりお時間をいただきますがどうなさいますか。』(受付の人)『はい、お願いします。』と、その人。

その時思った。そうか、先生が指名できるんだ。でも、私は詳しくいろいろな先生のことはわからない。と思っていたら、すぐに自分の番号が呼ばれてしまった。

緊張はMAX。自分の生年月日を言うのだが声が震えているのが自分でもわかる。看護師さんに『怖いんです。』と伝えると『怖いよね。』と、あっさり。胃をきれいにする液体を飲んだら、台の上に仰向け。もう、こうなったらまな板の鯉状態。しかし、鼻の中に苦い液体(麻酔薬)を流し込まれしばらくすると、息ができない。『息ができません。』と伝えると、『息ができないのではなく、麻酔がきいて息ができない感覚になっているんですよ。』とのことだった。

極めつけは、『前回、鼻からですよね。鼻からできました?ちょっと鼻の穴が小さいようなので。』今言う?その言葉…不安倍増…。

ピピーッ!麻酔が効いた合図と同時に女医さんが入ってきた。うわぁ〜、女の先生初めて〜。先生も『鼻から?大丈夫かな〜?やってみようか。』不安ますますMAX。でも、おまかせするしかない。力を抜いて覚悟を決める。『あーっ、大丈夫そう。上手ね〜。』先生の言葉に救われる。画面を見ながら『食道見えますか〜、きれいですよ〜。』会話が途切れさせることなく、不安を取り除き、丁寧に説明しながらよく診ていただいた。f:id:bochibochitaim:20231210230143j:image

胃カメラが終了した時には、先生や看護師さんに感謝しかなかった。

そして、以外にも『怖い。』と言っていたのに、頑張れた自分に驚いた。

YouTube内視鏡の動画を見たところ、内視鏡をできるようになるのには、ストレート最短で医学部で6年間、初期臨床研修が2年間もかかるそう。そんな先生に診ていただいたのだから、尊敬でしかない。

後日、正確な診断結果が出るがそこで何をいわれても、最善を尽くしていただき早期に病気が見つかれば、感謝しかない。

勉強になった一日だった。